健診の「最適な受診時期」がわかる!健診のプロが提案します。

健康管理

こんにちは、ごきげんくんです!
皆さんは健診または人間ドックをいつ受診されるか決めていますか?

「毎年決まった時期に受診している」
「記念日に合わせて受診している」
「会社の指定時期に受診している」

上記の他にも様々なお答えがあることと思います。既に毎年決まった時期に受診されている方は、次の健診にむけてダイエットをしたり、食事を整えたりして計画されているかもしれませんので、健診をうまく利用して、健康づくりをしてくださいね!

健診の時期が決まっていない方や、「いつでもいいんじゃないの?」とおっしゃる方!
ちょっとお待ちください!健診のプロとして、健康経営エキスパートアドバイザーとして、これまで私が営業活動、契約交渉でご提案してきた内容を少し紹介したいと思いますので、是非参考になさってください。

もちろん個人で受診時期を検討される場合にも役に立つと思いますが、会社で従業員の健康管理を任されている担当の方にとっても有意義な内容だと思いますので、是非最後までご覧ください。

健診の時期を決めるヒント、それは「健診実施団体の閑散期をねらえ!」です。以下にくわしく説明していきます。

それぞれの健診の繁忙期を知る

「健診実施団体の閑散期」と少しわかりにくい表現を使いました。皆さんが健診を受ける際、大きく分けて2つの実施パターンがあります。

ひとつは自ら健診センター(クリニックや病院等の医療機関を含む、以下同じ)に行く方法、もうひとつは健診バスが皆さんの会社や所定の場所に出張してきて、健診を実施する方法です。
会社の規模が大きい場合や、工場等で従業員の健診をまとめて効率よく行いたいと考える場合に企業は後者を選択します。

上記2つのパターンで繁忙期は微妙に異なります。ではそれぞれ見ていきましょう。

巡回バス健診の繁忙期

上記のとおり、巡回バス健診は一度に大人数の健診を対応する際に効率がいいです。年度はじめや秋口、ちょうどインフルエンザが流行りだす時期が繁忙期となります。
会社が健診のスケジュールを組むことの多い、春、秋が特に忙しい印象です。

健診センターの繁忙期

健診センターの繁忙期は概ね6月から12月頃と言えるでしょう。
特に人間ドックをメインに行う健診センターでは保険者(みなさんの会社が所属する健康保険組合や、自営業者が加入する国民健康保険等)との契約をベースに受け入れをします。


人間ドックの申し込みは基本は個人からなので、受診時期は概ね分散します。そして仕事が忙しくなる年末から年度末にかけては、受診者が少なくなる傾向にあります。

【結論】巡回バス健診は可能であれば閑散期の受診がおすすめ!

巡回バス健診の閑散期

12月上旬~3月

上記期間に巡回バス健診を受けるメリット

  • 健診実施団体が閑散期のため、健診日程を調整しやすい(会社のメリット)
  • 健診費用が抑えられる(会社のメリット)
  • 健診結果表の到着が比較的早い(会社、受診者のメリット)

上記期間に巡回バス健診を受けるデメリット

  • 従業員の健康管理体制を年度単位で組みにくい(会社のデメリット)

どちらかというと閑散期の受診がおすすめですが、健診をしっかり会社の年間スケジュールに組み込み、毎年同じ時期に実施することの方が重要です。

【結論】健診センターでの受診は断然4~5月がおすすめ!

健診センターの閑散期
  • 4~5月
  • 1~3月

上記期間に健診センターで健診を受けるメリット

  • 健診実施団体が閑散期のため、予約がスムーズ(受診者のメリット)
  • 閑散期で受診者が少ないので健診の所要時間が短くてすむ(受診者のメリット)
  • 閑散期対策としてオプション検査のサービスやその他キャンペーンが実施される場合がある(受診者のメリット)
  • 健診結果表の到着が比較的早い(会社、受診者のメリット)
  • 早期に健診後のフォローアップを行いやすい(会社、受診者のメリット)
  • 年度単位で健康づくり計画をたてやすい(受診者のメリット)

上記期間に健診センターで健診を受るデメリット

デメリットが少ないので、該当しない場合は断然4~5月の受診がおすすめですよ!
4~5月の受診は、受診者もあまり注目していないので、穴場です!

さいごに

本記事では健診の「最適な受診時期」について解説しました。
健診センターに勤務していた時、年間を通して繁忙期・閑散期の差を少なくし、受診者数を平準化するため戦略を立てて活動していました。

受診者視点で考えれば、健診実施団体の繁忙期を避け、閑散期に受診することで、多くのメリットが享受できると考えます。

年度のはじめに健診をうけ、結果をうけとめ、残りの期間を利用して健康づくりに取り組むというサイクルをまわすことが、とても有効だと思います。そういう意味でも、4月、5月はゴールデンタイムだと言えます。

いかがでしたでしょうか?年度はじめに健診を受けて、健康づくりの素晴らしいスタートを切りましょう。
健康管理にお困りの会社の担当者も、是非参考にしていただけましたら幸いです。

なお健診実施団体の契約状況や営業戦略により、閑散期が本記事の内容と異なる場合がございますのでご了承ください。

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