【労災二次健診】受診までの流れを徹底解説!無料の健診で健康管理

労災二次健診

こんにちは、ごきげんくんです!

あしたの健康づくり研究所では、衛生工学衛生管理者、健康経営エキスパートアドバイザーの免許・資格を有するごきげんくんが、健康づくりの秘訣や健康管理のアドバイスを発信しています。

条件を満たせば精密な内容の健診完全無料で受けることが可能です。
そう、それが労災二次健診です。

これまで、別の記事で労災二次健診の概要を解説してきました。
まだご覧でない方は、以下の記事も合わせてご確認ください!

本記事では、労災二次健診について理解を深めていただいたあなたが、受診まで具体的にどのようなステップを踏めばよいのか解説します。

労災二次健診を受診したいと考える方はもちろん、あなたが健康管理担当者の場合、受診を希望する従業員をしっかりフォロー出来るように、ぜひご確認ください。

このような方におすすめ
・労災二次健診を受けてみたい
・労災二次健診を活用して従業員の健康管理を行いたい
・労災二次健診を受けるにはどうしたらよいか知りたい
・労災二次健診はどこで受けれるのか知りたい

労災二次健診の受診までのステップを確認しよう

受診の要件を確認する

労災二次健診は年度内に1度だけ受診可能な健診です。そのほかにも受診するにあたり、要件を満たす必要がありますので、必ず事前に確認してください。

『二次健康診断等給付請求書』を準備する

『二次健康診断等給付請求書』は労災二次健診を受けるにあたり、受診者が会社に必要事項を記入してもらった後、医療機関に提出する書類です。

産業医がいる会社や保健室がある会社では、健康管理担当者が作成して渡してくれる場合もあります。

書類は、厚労省のページからダウンロードし印刷します。
出力後『二次健康診断等給付請求書』の⑨、⑩、⑪、⑬、㉒、一番下の「請求人」の情報は受診者が記入可能ですので、記入しておきましょう。

※本記事作成時点 (2024年2月)の様式です。最新のものを入手してくださいね

医師に相談する

会社に産業医がいる場合、保健室、健康管理部門がある場合はまずそちらに相談してみてください。
医師に相談する場合には、直近の一次健診の結果表をもっていき、結果を確認してもらいましょう。

前の記事にも書きましたが、労災二次健診について知っている医療従事者はまだまだ少ないので、彼らに労災二次健診について説明する必要があるかもしれません。

以下は医療機関が実施した労災二次健診の健診費用を厚労省に請求する際のガイドラインです。
こちらを見てもらうとわかりやすいかもしれません。
『二次健康診断等給付請求書』の書き方見本もあります。

労災二次健診で指定される4項目(血圧、血中脂質検査、血糖検査、肥満度)全てに該当している場合には、医師の署名は必要ありません。
会社の担当者に必要事項を記入してもらい、労災二次健診を実施している医療機関を探しましょう。

該当項目が1~3項目の場合は、医師の判断、署名が必要となります。
(『二次健康診断等給付請求書』の裏面に記入)

産業医がいる場合は産業医に、いない場合はかかりつけ医に相談しましょう。
かかりつけ医がない場合は、一次健診を受診した健診センター等に相談してください。

会社の総務部門に書類を作成してもらう

会社に『二次健康診断等給付請求書』の必要事項を記入してもらいます。
具体的には⑤労働保険番号 (14桁)、⑬事業主証明欄です。

労災二次健診を受診可能な医療機関を探す

上記までで、書類の準備が出来ました。続いて労災二次健診を受診可能な医療機関を探します。
労災二次健診は指定医療機関でのみ、受診可能です。
労災二次健診は精密な健診ですし、事後の請求処理等も医療機関にとっては負担がかかるため、指定をとっている医療機関は少ないです。

また指定されていても、上記の理由で現在対応していない場合もあります。

以下の手順で医療機関を探しましょう!

①一次健診を受診した医療機関に対応可能か聞いてみる
一次健診を受けた医療機関には、その時の受診データがありますし、次年度健診を受ける際にも、今回の労災二次健診の内容が連携されるので便利です。

②厚労省が取りまとめている『労災保険二次健診等給付医療機関名簿』から探す
都道府県ごとに分かれています。以下から探してみてください。

受診可能な医療機関に予約をいれる

ここまで来たら、医療機関に電話し予約をとるのみです。ただ、受け入れ可能な医療機関は想像以上に少ないです。お住まいの近くで対応していない場合もあると思います。

そのような場合でも、あきらめずに近場の医療機関から順にあたっていきましょう。
予約がとれたら、受診する医療機関の指示に従ってください。

作成した『二次健康診断等給付請求書』は受診時に提出しましょう。

受診可能な曜日や時間が制限されることもあります。何回かに分けて受診しないといけない医療機関もあるかもしれません。受診は計画的に進めてくださいね。

さいごに

本記事では、労災二次健診を受診するまでの流れを解説しました。
意外と手間がかかると思われたかもしれません。

しかし、この労災二次健診は無料で受診可能な精密な健診で、メリットが多いです。
是非健康管理に活用ください。

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