こんにちは、ごきげんくんです!
皆さんは毎年健診を受けていますか?
「受けている」と答えた方、それはどのような内容の健診でしょうか?
突然このように聞かれると頭を抱えてしまう方もいらっしゃると思います。
実は「健診」と言っても多種多様で、結構ややこしいので、いたし方ありません。
「健診」は健康診断のことなのですが、ここではすべて「健診」と表記しますね。
まず健診の目的は、各種検査を行い、病気を予防することです。
そして健診には労働安全衛生法で定められる一般健診(定期健康診断)や40歳から74歳までを対象とする特定健診、人間ドック等があります。
一般健診は法律で決まっており、会社は全従業員に健診を受けさせなければならないので、スケジュールの策定から手配まで会社主導で行う場合が多いです。ですので、従業員は細部まで気にしなくても、気づいたら健診日を迎えていたということはよくあります(笑)
一方、人間ドックの場合は受診者自身が情報をキャッチし、条件等を確認する必要があります。
初めて人間ドックを受けられる場合には少し不安に思われるかもしれません。
したがって、本記事では健診の中でも「人間ドック」に焦点をしぼり説明したいと思います。
この記事は次のような人におすすめ!
・人間ドックの受診が初めて
・手続きの流れが分からなくて不安
・総務課にいるが、健診のことはちんぷんかんぷん
補助を利用出来る施設か
地域にもよりますが、標準的な人間ドックコースの場合、40,000円台で設定されるのが一般的です。
しかし、私たちの加入する保険者(ほけんじゃと読みます)が人間ドックの補助を出していることもあります。保険者というのは、会社員の場合は加入している健康保険組合、自営業者の場合はお住いの地域の国民健康保険のことを指します。
健診センターは各保険者と契約を締結し、受診者を受け入れる準備をしています。
あなたの加入する保険者が受診を希望する健診センターと契約を結んでおり、補助が出るのかを確認する必要があります。健診センターに電話をすれば教えてくれますよ。
保険者によっては受診可能な健診センターを指定している場合もありますのでご注意ください。
受診資格を満たしているか
財政が豊かな保険者ばかりではありません。むしろ財政的に厳しく予防・保健事業に対する助成を減らす傾向にあります。補助を出す年齢を限定的にしたり、補助額を減らしたりします。
ご自身に受診資格があるか確認してください。以下の項目が参考になります。
予約方法について
健診センター、保険者間の契約で予約方法が決まっている場合があります。
以下の項目を確認してみてください。
ご自身の所属する保険者のホームページや広報誌等に記載されています。
支払い方法について
健診当日、精算に時間がかかってしまったり、他の受診者にご迷惑をかけてしまうこともあります。
また健診終了後は疲れていますので、気持ちにゆとりがなく、トラブルになることもあります。
私も健診の現場でよくトラブル対応をしてきましたので、事前に確認しておくことをおすすめします!
健診結果表の提出について
人間ドックは、会社が実施する一般健診(法定健診)の内容を兼ねていますので、別途会社が手配する健診を受ける必要がありません。(有機溶剤や特定化学物質等の特殊健診は別途受診が必要)
ただし会社には従業員の健康管理を適切に行う義務がありますので、健診結果の提出を求められます。一般健診と比べて人間ドックは検査項目が多いですし、受診者の希望で追加したオプション検査も結果表に記載されています。
会社に提出する際には必要部分だけコピーし、不要な箇所は黒塗りすればいいと思います。
このあたりの取り扱いについては会社の担当者にあらかじめ確認しておくといいですね。
本記事では健診前に確認しておきたいことを5つ解説しました。
あらかじめ準備しておくと不安も解消されると思います。
人間ドックの補助制度は、毎年同じとは限りませんので、きちんと確認しておくことが大切です。
さいごに
人間ドックの受診は計画的に!3か月以上前には予定を立てられることをおすすめします。
人気の健診センターは、半年先まで予約が埋まってしまうこともあります。
ぎりぎりになって慌てないように、本記事の項目を確認しておいてください