目次
歯周病予防のカギは、日々のケアにあり
セルフケアで未来が変わる
歯周病は、日本人の多くがかかっているとされる身近な病気。
「きちんと磨いているつもり」でも、実はケアが不十分なことも少なくありません。
また歯周病を放置すると歯を失うだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことがわかっています。
歯周病は毎日のケアや生活習慣を見直すことで予防できる病気でもあります。
今回の記事では、「自宅でできる歯周病予防」に焦点を当てて、歯ブラシ・フロスなどを使った基本的なケア方法から、食事・禁煙・ストレス管理など生活習慣の見直しまで、実践しやすいポイントをまとめます。
歯周病ってどんな病気?セルフケアの重要性とは
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起きてしまう病気。放っておくと歯が抜けてしまうことも。
しかし多くの場合、日々のセルフケアで予防や進行を防ぐことが可能です。
毎日の歯磨きを見直そう
ただ磨くだけでは不十分です。歯周病予防のためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
- ブラッシングの時間:1回あたり2〜3分程度、丁寧に磨きましょう
- 歯ブラシの選び方:毛先が細く、やわらかめのものが歯ぐきにやさしい
- ブラシ面が小さいものの方が、磨きやすい
- ブラシ面が小さいものの方が、磨きやすい
- 力の入れ方:強すぎず、歯ぐきを傷つけないように優しく
- 電動歯ブラシは洗浄力は高いのですが、力が強いそうです。正しいはみがきの方法を身につけてから、徐々に電動歯ブラシに移行するようにしましょう
- 電動歯ブラシは洗浄力は高いのですが、力が強いそうです。正しいはみがきの方法を身につけてから、徐々に電動歯ブラシに移行するようにしましょう
- 磨く順番を決めておく:磨き残しを防ぐため、順番をルーティン化しましょう
- (例:上の奥歯→前歯→下の歯)
- (例:上の奥歯→前歯→下の歯)
フロス・歯間ブラシも活用しよう
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは約6割ほどしか落とせないとも言われています。
フロスや歯間ブラシを使うことで、歯周病の原因となるプラークをより効果的に除去できます。
- フロス:歯と歯の接触面が狭い人におすすめ
- 糸の細さが数段階あるのでお口に合ったものを選びましょう
- 歯間ブラシ:歯と歯の隙間が広い場合に有効
- タフトブラシ:奥歯や細かい部分の仕上げ磨きに最適
- マウスウオッシュ(洗口液)を仕上げに
私は全体的に歯間が狭くフロスを入れるのがこわいため、歯間の広いところのみ、歯間ブラシで集中的に磨きます。
通常の歯ブラシ+歯間ブラシ+タフトブラシ+マウスウオッシュで対策中!
生活習慣も見直そう:歯ぐきを守る4つのヒント
歯周病は、生活習慣の影響も受けやすい病気です。以下のポイントも意識してみましょう。
- バランスの良い食事:特にビタミンC・カルシウム・タンパク質を意識する
- 禁煙の検討:喫煙は歯周病リスクを2〜7倍に高めるとされています
- ストレス管理:過度なストレスは免疫機能を低下させ、歯ぐきにも影響します
- 適度な睡眠:睡眠不足も体の修復力を下げるため、間接的に歯周病の進行を助けてしまうことも
歯科医院で「自分に合ったケア」を知ろう
セルフケアは歯周病予防の基本ですが、「自分に合った磨き方」や「道具選び」は意外と難しいものです。
歯科医院では、以下のサポートが受けられますのでうまく活用しましょう。
- ブラッシング指導:磨き残しや力加減をチェックし、改善点をアドバイス
- 道具の選定アドバイス:歯間ブラシ・フロス・タフトなど、自分の口に合ったケアを提案
- プロのクリーニング(スケーリング):家庭では落としきれない歯石・プラークを除去
これによって、日々のセルフケアの質がグッと高まります。
まとめ
できることから、毎日続けることが大切
- 歯周病は、セルフケアと生活習慣の見直しで予防可能
- 歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシも活用しよう
- 自分に合ったケアは、歯科医院で相談するのが近道
「ちょっと意識する」ことから、お口の健康は大きく変わります。
正しいケアと正しい生活習慣の積み重ねで歯周病を予防することが可能です。
自分に合った歯ブラシやフロスを選ぶところから始めてみてください。そして何より、定期的な歯科検診を受けることで、セルフケアだけでは気づきにくい初期症状も見逃さずにすみます。
まずは今日の歯磨きから、丁寧に取り組んでみましょう。